Mystic Paestum

ミステリー パエストゥム考古学遺跡

世界遺産にも登録されているパエストゥム考古学遺跡は、サレルノ市内から、車で約30分ほどのところにあり、規模としては南北に6㎞、東西に1.5㎞。

遺跡の前に建てられた考古学博物館には、先史時代からの発掘物が収められています。

墓から出土した箱状の石棺の内側には、ギリシャ時代のフレスコ画(エトルリアの影響もみられる)が描かれています。

石棺のふたの内側に描かれた有名な絵は、通称「ダイバーの墓(Tomba del Tuffatore)」と呼ばれ、彼岸への旅立ちを表しています。詳しく見ると、ダイバーが飛び込むのは、右端の煉瓦のような壁からで、この煉瓦の数は24、一日の単位24時間を表して、現世との境界を表しています。 2本の木には、7本の枝があり、1週間7日の単位をあらわしています。また、7は、人間の7つのチャクラを表しているとも。

飛び込みは、生から死の世界への移動で、木の芽吹きのように再生が待っているという解釈もあるとされています。

また、古代の文明を表す遺跡の部分から、興味深い装飾部分が見つかっています。 ヘラ神殿の屋根瓦の縁に飾られていた、女性の上部の形をした縁取り飾りには、腕から胸にかけての部分に、カギ十字のマークが、、、ナチスのマークとして知られ、現在世界中で使用が控えられている、このかぎ十字(スワスティカ)には長い歴史があります。 ヒトラーがナチスの旗をデザインする少なくとも5,000年前には、既に使用されていました。

「スワスティカ」という言葉は、サンスクリット語の「スヴァスティカ」に由来し、「幸運」または「幸福」といった意味があります。 かぎ十字のモチーフは、新石器時代のユーラシア大陸で最初に使用され、空を横切る太陽の動きを表したとされています。 今日でも、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教、およびオーディン教の神聖なシンボルとなっています。 西暦紀元前のヨーロッパ文化の工芸品に使われています。